企画担当　池谷コーチ

　午後になって雲が増えて、15時頃に雨が降り出した時にはやばいなと思った。

　想定していた花火会場は、戸田艇庫の向かい側、大学のボート部がこの艇庫からボートを運び出してこの大きな階段を登って行く。夕方艇庫エリアの船着場に夕日を浴びながら戻ってくるボートの姿がとてもきれいだ。
　荒川河川敷で花火ができることを知り、会場はここだと思ったが駐車場があるのか確認するために早朝下見に出かけた。
　駐車場を確認し、地図を作って、花火約600本用意して、消えにくいローソクにチャッカマンも揃えて、雨の様子を何度も確かめた。

　合宿も夏祭りもない3度目の夏。
　一昨年はミニ夏祭り、去年はナイター、今年はBBQを企画したが第7波で中止となり、子供達のために何かやってあげたいと言う大人達の気持ちが雨を押しとどめた。

　荒川河川敷に集まった総勢約40人は、皆笑顔だった。
　小雨も降る中、楽しそうに何度も何度も花火に火をつける子供達。
　天気のおかげか、暑くもなく、風に邪魔もされず、さりとて煙に困らされることもなく、あっと言う間に最後の線香花火に火が着けられた。

　夏の夜に外にいること、普段行かない夜の河川敷、一遍に何本も火をつける花火、河川敷の空気の匂いと共に少しでも夏の思い出に残ったら嬉しいな。

写真撮影　大野コーチ

　フラッシュなしでの夜景撮影は難しいです。
　そこで花火に焦点を合わせ、光を淡く撮影するモードで撮りました。
　子供たちの楽しそうな表情と、淡く輝く花火をお楽しみください。

大野コーチ撮影の写真をお楽しみください

あとがき

　こうして楽しい夏の一夜が過ごせました。
　合宿もない。祭りもない。
　大人も子供もがまんを強いられているこの時期に、楽しいイベントを企画してもらえて楽しい時間を過ごせました。
　池谷コーチ。お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
　そして忙しい中、写真撮影をしてもらえた大野コーチに感謝です。